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子どもから学ぶデザインの何か【子育てプログラマ・ITエンジニア・Webデザイナー Part 2 Advent Calendar 2015】

子育てプログラマ・ITエンジニア・Webデザイナー Part 2 アドベントカレンダー12日目、担当mei331です。

子育てしながら気付いた・学んだ、デザイン的な何かについて、ちょっと書いてみたいと思います。

子どもは「なにも知らない」ということ

デザインをしている時、邪魔をするのは「既知の情報」です。

たとえば「ブラウザのアイコンをクリックすればインターネットに繋がる」ということを私たちは知っています。

インターネットでご飯を食べているんだから当然です。

しかし、インターネットに疎い人達はまず「ブラウザ」という単語すら知らない場合もあります。

これは極端な例ですが、このくらい極端なレベルでものごとを知らない存在がいるんです。

それが「子ども」です。

モノが落ちる、こぼれる、それすら知らない

子どもを見ていると、時々本当に不思議なことをします。

・積み木を空中に浮かせたままにしたい
・▲のてっぺんに●を乗せたい
・手のひらよりも小さな箱に自分が入りたい

最初はわざとかと思いましたが、そのうち「彼らは重力を知らない」という事に気付きました。

「知らない立場」に立つということ

子どもが何を分かってないのか気付いてからは、一度失敗させ、重力を実感してもらうことにしました。

積み木を空中で手放したら落ちるということ。

▲の上に●をおいたら落ちること。

大きいと小さいがあるということ。

まだまだ知らないことは多いですが、子どもはそういう世界のルールを知っていくんですね。

知らないことは教えればいい

デザインをする時、自分が傲慢になっていないか?と時々考えます。

このページを初めて見る人に、どれだけ丁寧に気付かせてあげられるだろう、感じさせることができるだろう。

どこまで優しくなれるか。

子育てしていると、時々そういう根本に気付かされるときがあります。

シカクよりマルのほうが押しやすい

息子はpplogの画面が好きです。

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この更新のボタン。丸いボタン。これを押そうとしてきます。

マルというのは、やはり何も知らなくても押せるのではないか?という求心力があるようです。

わが家のゲーム機・Xbox ONEの電源も押します。丸いんで。

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また、キーボードの「caps」キーが好きです。丸ポチが光るから。

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アクションのあるもの。まるいもの。

デザインをする時、息子の視点を知っているとちょっとだけ「知らない人」の立場が見えてきます。

子どもに発想力を試される

最近は息子からこんな要望をされます。

「この2つの電車と、この☆を繋げよ」

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こうなりました。

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デザイナー的には、発想力を試されるし、新しい視点を教えてもらえるので、子育てはなかなかの学びに満ちているなぁと日々感じています。

***

子どもから気付かせてもらったデザイン的知見、と…こんな感じでいいのかしら(;˘ω˘)

明日はkoichi0814さんです。

子育てプログラマ・ITエンジニア・Webデザイナー Part 2 アドベントカレンダー

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