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妊娠・育児中のママを持つパパが出来ること

子どもを産んで、育てて、約一年。我が子も明日で一歳になります。
大変でしたが、あっという間。
パパにも沢山助けて貰いました。周りの話を聞いてると、どうやらうちのパパはそこそこ良いパパらしいので、これからパパになる人、手伝ってくれないパパにヤキモキしてるママの為にちょっと書いてみます。

何にも出来ないパパにも出来ること

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うちのパパは、家事の類が壊滅的に出来ません。出来るのはお皿洗いとトイレ・お風呂の掃除くらい。
やらないのではなく出来ないのです。やり方がよく分からないそうで。
そんなパパでも、良いパパにはなれます。

出来ることを見つけてやる

食事や掃除、洗濯がうちのパパは出来ません。その分ママが頑張らなきゃいけない。
だから、うちのパパは、オムツ替えやお風呂、寝かしつけなど、自分に出来ることをやってくれます。
家事をやりたい時、子どもが甘えてきて、相手をしていたらあっという間に時間が経って…なんて、ザラです。
ママが家事をする時は、子どもが邪魔をしないよう子どもの相手をする、それだけで十分助かります。
ママの体調が悪くてご飯が作れない…。そんなときは駅前で牛丼でも買って帰ってきてくれればいい。それでいいんです。

周りと比べない

「同僚の奥さんはこんなことできる」
「お隣のママはあんなことできる」

こんな話はNGです。
おうちによって育児の仕方はそれぞれだし、人や環境によってできることは違います。
あと、子どももみんな同じじゃないので、それだけで育児の手間って違うんですよ。
よく寝てくれる子もいれば、なかなか寝てくれなくてすごく手のかかる子もいる。
また、悪阻も人それぞれで、出産までなんてことない人もいれば、出産直前まで悪阻で苦しむ人もいます。
周りを参考にすることはしてもいいですが、比べないでください。

出来ないことを怒らない

帰ってきたら部屋は散らかりっぱなし、洗濯も夕飯の支度も出来てない。
一生懸命働いて帰ってきたのに!って思うかもしれません。
でも、育児と家事をやってる側からしたら、仕事しかしてないじゃん!ですよ。
思い通りにならない子どもと、産後の体調不良、生活リズムの崩れ、そこに家事をこなさなければいけないプレッシャー。
しんでしまいます。

仕事に置き換えてみましょうか?
一時間おきに自分宛の電話が鳴りまくり、お腹は常に痛い状態で、山積みの仕事(全て今日中)、そんな状態なのに1つもミスれない。
こんな感じですかね。
仕事なら残業や調整で回避できるかもしれませんが、ここでパパが「夕飯は?」「なんで洗濯出来てないの?」「部屋片付けてよ」なんて言うのは「残業するな」みたいなものです。
ただでさえ押しつぶされそうな状況なので、そこで怒らないでください。

労いや感謝の言葉を一日一回は言う

「今日も一日お疲れさま」
「子どもの面倒、ありがとうね」

これを言ってくれるだけで、ママは救われます。
だって「家事や育児なんて、結婚したら・子どもを産んだら当たり前にするもの」じゃないですか。
いくら頑張ったって誰も褒めてくれないんですよ。特に家事。
自分達の身の回りの世話をしてるだけですから。
でも、だからこそ、世話をする対象に感謝されたら、それこそ救われるんです。

ママの話を聞く

女は話すことでストレスを発散します。
友達がしょっちゅう自宅にきてくれたり、友達と出掛けたりできるならいいですが、産後しばらくは外出するのも大変です。
話し相手になってください。
初めての子どものこと、不安はいっぱいあります。
不安すぎて変な情報を鵜呑みにしてしまうかもしれません。
産後の女性の脳は正常に働かなくなることもあります(産後バカや産後脳でぐぐってみよう!)
ママが変な方向に突っ走らないよう、話をきちんと聞いてください。

頑張りすぎるママが倒れる前にできること

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可愛い可愛い我が子のために、ママはどんなに大変でも頑張ると思います。私も頑張ってます!
でも、倒れる前に、心を壊す前に、そんなことにならないように、パパを周りを頼ってください。

産後の貧血が酷いとき、私は頑張りすぎて倒れてしまい、周りにたくさん迷惑をかけました。
「ママが死んだら子どもも死んでしまうんだよ」
パパにそんな感じのことを言われました。心は元気でも産後の身体は酷く不安定です。頑張りすぎちゃダメですよ。

適度に手を抜きをする

今までやってきたような事はできるはずがありません。手を抜きましょう。
死なない程度の家事でいい。新しい生活のリズムはすぐには出来ません。
夕飯なんてスーパーのお惣菜でいいんですよ。洗濯物は明日でもいい。
でも、余裕のあるときはしっかりこなしましょう。家事のロスタイムですよ。

周りと自分を比べない

「隣のママは毎日オシャレして公園に遊びにくる」
「ママ友のあの人はご飯ちゃんと作ってる」

それなのに、自分はよれよれのパジャマでお化粧の仕方も忘れて、子どものオムツ替えに四苦八苦。家事も碌にできず、仕事も出来てない。
自分はまともに家事育児が出来ないダメな奴なのかも…と凹むことがあると思います。
子どもから逃げずに頑張ってるだけ偉いと思いますよ。放置して死なせちゃう親より全然マシです。
キチンとしてそうなママ友だって、自宅では毎日修羅場だったりするんです。
見せてないだけ。
みんなだいたい修羅場だから、比べて凹んじゃダメですよ。

出来ないことを嘆かない

上記と似たようなことですが、今日は仕事出来なかった…一昨日は洗濯、その前は掃除…と、育児になれないうちは、今まで出来てた事が出来ないストレスに襲われます。
でも、出来なくて当たり前だから、嘆いちゃダメです。
出来た事を数えて、出来た自分を褒めましょ。生活リズムが突然変わるんです。出来なくて当然。だから出来ないって事で凹まないで。

やって欲しいことをきちんとパパに伝える

コレ、意外と出来てないんです。
自分がこれだけ大変なんだから、手伝ってくれて当然、と思ってしまうんです。
でも、毎日育児も家事もしてないパパからしたら、残念ながら大変そうには見えない。
察してちゃんではダメなんです。
やって欲しい事はキチンと伝えましょ。それでやってくれなかったら、文句言っていいんですよ。

子どもがお腹に出来た時点で二人に子どもを育てる義務がある

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ママが突然倒れてしまったら、パパは何が出来ますか?

何も出来ないと思うなら、ママが倒れないようにサポートしましょう。
もちろん、子どもの世話を覚えるのも有り。
出来ないなりのサポートもいっぱいあります。

子どもの存在から逃げないでください。

「自分は仕事、嫁は家事育児全部」という家庭の方針もあるかもしれませんが、そうだからといってパパが育てる義務を免除されるわけではありません。
子ども欲しくなかったのに勝手に作って産んだからしーらない、なクソ父親も世間にはいますが、人間は分裂繁殖するアメーバじゃないんですから、出した責任くらいとりましょう。それでもガンとしてとらないとかいうヤツいたら、釘バットで股間にフルスイングしてやりたい。

話が逸れた。

私、シングルマザーで子どもだけ欲しいなとか、結婚願望皆無だったんです。
でも、子どもを産んで、一年間育ててみて、子ども育てるのには、子どもに向き合ってくれるちゃんとしたパパが必要なんだな、とすごく実感しました。
キチンと話し合って、時々喧嘩もしながら仲良く子育て。
理想論かもしれません、そんな状況じゃない人もいっぱいいると思うし、甘っちょろい考えかもですが、子どもがいるなら、やっぱり子どもにイイトコ見せたいじゃないですか。
まだ分からないだろうけど、子どもにパパとママみたいな夫婦になりたいって思って貰えたら嬉しい。
性格や相性が良ければ、何にもしなくても仲良くやっていける、っていうのは幻想です。仲良くする努力って必要なんですよ。
恋人同士の頃は頑張って仲良くやるのに、結婚したらその努力辞めるのは、ちょっと違うと思います。結婚したらそれこそ一番頑張らなきゃいけないこと。
ちょっとその辺り、もう一度考えてみませんか?

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