本棚がどんどん黒い背表紙の本だらけになってきているヒツジです。
とりあえず5冊くらい読んだら感想文書いていこうかなって思ってまして、とりあえず5冊分ご紹介していきます。
『ムー民族奇譚 妖怪補遺々々(ほいほい)』黒 史朗 著
マイナーな妖怪に焦点を当てた、怪談集です。
聞いたことのない名前の妖怪が多いので「そんなのいるの?」みたいなのもあります。
都市伝説に近い感じの話もあるので、そこまで妖怪だらけの本、という感じではないです。
個人的には『クビツリ神さん』がめちゃくちゃ遭いたくないなって思いました。笑顔で自殺とか怖すぎる…。
『里山奇談』coco、日高トモキチ、玉川 数 著
タイトルの通り、山の中や田舎の村での怪奇話集です。
里山だからなのか、著者の方々が昆虫好きな人達ばかりだからなのか、虫にまつわるお話が多いです。
虫がもさっと出てくるし、虫が苦手な人はちょっとオススメできないかも。
個人的には、亡くなった奥さんが蛾になってやってくる『白蛾』とか、蜂が毎年やってくる『おかえりの蜂』みたいなお話は好きです。『巣』は耳がムズムズしてきます。
『体験者が語る 世にも怪奇な物語 旅先で遭遇した25の恐怖』秋月 達郎 著
旅行先などで実際に体験したという不思議なお話を、春夏秋冬と季節で分類した短編集。
国内だけでなく、海外旅行先での体験もあります。
わかりやすい文章でとても読みやすいのですが、これまでホラーをたくさん読んでいる人には、よくあるお話や展開だなーと感じるものが多いかも。
刺激は控えめなので、普段ホラーを読まない人にはいいのかな?スナック感覚で頂けるホラー本という感じです。
『東京の幽霊事件 封印された黒歴史』小池荘彦 著
東京に古くから住んでいる人なら知っているかもしれない、都内各所の幽霊にまつわるお話をまとめたもの。
幽霊の謂れを遡っていくためか、江戸時代とかそれより以前の資料の話もでてくるため、ホラーとして楽しむというより、知られざる日本史、現代史を紐解いていく感じです。歴史が好きな人向けかな。
文章は硬めですが、行ったことのあるあの場所で昔そんな事故や幽霊騒動があったのか!と驚くものが多いです。特に『歌舞伎町』の話はヤバイ。
『怪と幽 vol.001』
角川発、お化け好きのためのエンターテイメントマガジン、だそうです。
ホラー漫画あり、ホラー作家たちの書き下ろしや対談もあり、かなり分厚い雑誌です。
お腹がはちきれるレベルの内容量なので、少しずつ読んでます。
季刊誌なのかな?vol.002が8月28日に発売されるみたいです。
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今回読んだ本は、昭和ホラーというんでしょうか、わりと古め印象をもつものが多かったかなぁ。
まだまだ気になるホラー本はあるので、順番に読んでいきたいと思います。