本の感想が続きますが、これはかなりオススメしたいので、書いちゃいます。
webのデザインと配色に迷う人はぜひ読んで欲しい本ですよー!
ざっくり紹介
「webデザインの現場で使える配色の実際とセオリーが学べる!!」と帯にある通り、たくさんのサイトキャプチャとどういう効果を狙っているのか?という解説が読める本。
勉強になるだけでなく、トレンドデザインの資料としても本棚に置いておきたい一冊です。
- 色の基礎知識
色の基本や配色のポイントなど、色と配色に関する基礎が書かれてます。
色相関の話や、どういう組み合わせが見やすいのか、配色の心理効果などなど、色を扱うなら知っておきたいコトがまとまっています - 配色の基本パターン
統一感のある配色とアクセント、コンテンツが活きる配色など、サイトの目的に合わせた配色の実例が解説付きで紹介されています - タイトルデザインと配色
メリハリのあるダイナミックな配色、大胆な余白で目立たせる配色など、特にトップページにおいて効果的な配色の実例が紹介されています - 本文デザインと配色
小見出しにメリハリをつける、本文テキストが多い時の配色など、コンテンツ内容によって変わる効果的な配色について実例とともに紹介されています - 画像の見せ方と配色
写真を邪魔しない色使い、イラストに合わせた配色など、画像を効果的に使うための配色について実例とともに紹介されています - 色の持つイメージを利用したデザイン
赤のイメージを利用したデザイン、和のイメージを与えるデザインなど、色の持つイメージを活かした配色の実例が紹介されています - 情報を分かりやすく見せる配色
年表と配色、Q&Aと配色など、情報を整理して分かりやすく見せるためのアイディアと配色の実例が紹介されています - 小さい画面での配色
スクロールを前提とした色使い、押したくなるボタンの配色など、スマートフォンやタブレットのような小さい画面向けのレイアウトや配色のアイディアが実例とともに紹介されています
色と配色の基礎を勉強できる
一番最初にとても分かりやすい色の基礎知識がまとまっているので、それだけでもすごく読む価値があると思います。
かつて学校で色彩学を受けてるんですが、よい復習になりましたw
初心忘れるべからずですね…。
トレンドデザインの資料にぴったり!
実例サイトが300点も紹介されていて、最近のデザインをたくさんみたい!という人にオススメ。
そのサイトが配色やレイアウトのポイント、どういう効果があるのか、という解説がついてるのだから、とても助かります。
じっくり読み込むのもいいし、パラパラと眺めるだけでもすごく楽しいです。
目的や効果を狙った配色に悩む時の参考に
ナチュラルな優しい雰囲気のサイトを作りたい!とか写真がたくさんあるんだけどどう見せたらいいだろう?というときにも助かります。
ページ毎のタイトルが目的に合わせて分かりやすいものが多いので、目次から参考になりそうなページを選べるのもいいですね。
使われているカラーコードの併記
紹介されているサイトで主に使われているカラーのカラーコード(hexとRGB)が解説と一緒に書かれているのも助かります。
実際に使いたい時の参考になりますね。
章末コラムもとても参考になる!
同じ色が違って見える原因は?、サイトリニューアル時の注意点など、章末に書かれているコラムもかなり素敵な内容です。
欲を言えば、もう少しページが欲しかった!
特に最後の2つが見開き4ページと5ページしかなくて、もうちょっと!もうちょっと見たい!!ってなりました。
とはいえ、見開きでだいたい4〜5サイト紹介されているので、それでも十分な気もするんですがね。
こんな感じで。
Twitterで見かけて、本屋で実際にパラパラめくってみて、あーコレは本棚においておきたい!家でじっくり読みたい!と思って買ってしまいました。
ページもすごく読みやすいし。ちょっと文字サイズが小さめかなーとは思いますが、サイト資料としても手元に残しておいてよい本だと思います。
感想文、参考になりましたら幸いです@・ェ・@