逃げたデザイナーの後始末をしてきた話

画像)逃げたデザイナーの後始末をしてきた話

ライターが逃げた時の話をしている編集者の方がいたので、デザイナーが逃げた案件をよく引き継いでいる私の体験談を書いてみようと思います。

ケース1)音信不通でサイト更新できない!

とあるイベントサイト。
年1くらいでやっており、次回開催が決まったから、サイト更新を頼もうとしたデザイナーさんと連絡が取れないので、なんとかしたいという相談。

そのイベント主催さんはネットに疎いので、ドメインやサーバーの管理もそのデザイナーに一任していたらしい。

サーバーやドメインの情報も知りたいので、デザイナーさんの連絡先を教えてもらい、経緯を説明したメールを送るも返答なし。

対応)新規サーバーとドメインでなんとかする

とりあえず新しいサーバーと似た名前のドメインを取得。
元のドメインやサーバーがなくなる前にブラウザから取れるものを全部落として、新しいサーバーにミラーリング。

ブラウザから取る時は、SiteSuckerというツールを使っています。

それをベースに次のイベントの開催告知ページを作成して対応しました。

ロゴとかも小さい過去イベントのJPEGデータをパスで取り直してデータ化し、イベント用グッズのデータにしたりしました。

音信不通となったデザイナーさんのその後は不明です(結局連絡取れず)

ケース2)中途半端なサイトを残してデザイナーが消えた

更新できないサイトを残してデザイナーさんがいなくなったので、なんとかして欲しいというご依頼。

WordPressで作られたサイトは一応完成した状態であるものの、どうやって更新するのかも分からないし、データも何もない状態。
デザインも希望のものではないので、デザインも直して欲しいということだったので、ほぼ一からの作業でした。

対応)リニューアル案件として作業

幸い、サーバーやログイン情報等の管理は依頼主の会社が行っていたので、作業としてはリニューアルに近い感じ。

要求のヒアリングからワイヤーをしっかり起こし、こだわりが強いようだったので、全ページのデザインを起こしてから構築作業に入りました。

無事にサイトも公開。
更新の手順書も別途作成して納品しました。

デザインにこだわりのある依頼主さんだったので、前任者と依頼主さんの趣味が合わなかったのかもしれないですね。
依頼主のこだわりを聞き出して形にするのも仕事だったりするんですが…。

ケース3)連載テキストの仕事だが、連絡が取り辛くなったので引き継いで欲しい

とあるデザインレッスンのサイトで、レッスンの内容を現役デザイナーさんにお願いしているのだが、本業が忙しいのかレスポンスが悪く、途中からだけどレッスンを引き継いで欲しいという依頼。

作業的には、どんなデザイン作業をどんな流れでやるのか、というワークフローをテキストに起こし、経験を基にデザイナーとして気をつけることや知っておいて欲しいことをテキストにまとめるという感じです。

対応)過去のデータを全部読み込み、前任者の癖を残しつつ自分のテキストを書く

これまでのレッスン内容を踏まえて書かないといけないので、過去のレッスン分を全部送ってもらい、全部しっかり読み込みました。

それを踏まえて、新しいレッスンでは足りてない情報などを付け足しつつ、レッスン展開するテキストを書いていく形に。

前任者の後半のテキストがやや投げやりというか「飽きてきたんだろうなぁ」というのが感じられる文章になっていたので、レスポンスの悪さの原因はそれのような気がします。

実際書いてみると、かなり頭を使いますし、人に教えるからこその知識も必要で、結構大変でした。

まだ数回分残っていて、先のレッスン予定を聞いたところ、これまでの焼き直しになりそうだったので、レッスンを受ける人に有益になりそうな別の内容を提案しています。

レッスンサイトにはデザイナーの名前が出るわけではないですし、はっきり言ってあまりうまみは無いです(笑)でも、面白い体験になりました。

逃げたら、穴埋めする人がいるんですよ

「フリーのひとってすぐ連絡とれなくなるから困るんですよね〜」

私がフリーランスになった頃によく言われていた言葉です。
なので、自分は遅くなってもちゃんと連絡はするようにしようと思ったのを覚えています。

逃げちゃう原因は様々だと思います。
自分のデザインが受け入れてもらえなくて嫌になってしまう人もいるし、普通に体調を崩してしまった人もいるでしょう。

でもやっぱり、音信不通になる前に、理由は言った方がいいと思うんですよ。
「自分にはこれ以上出来ません、ほかの人にお願いしてください」って。

言いづらいのはわかる。
自分で自分がダメな奴って認めたみたいで、負けた気がするもん。

でもただ音信不通になると、フツウに迷惑をかけるし、下手したら警察沙汰になる可能性だってあります。
そうなる前に、やっぱりできないって連絡はしましょう。

そしたら、クライアントも次の手を打てるし、切り替えて次の人に引き継げるので、お互いにいいと思うんですよね。

もちろん、クライアントがヤベェ場合もあります

デザイン出来たけどwebに起こす段階でデザイナーが逃げた案件を引き継いだ時なんですが、クライアントの言ってることがコロッコロ変わるんです。 昨日言ってたことと真逆のことをしてくれって言われたり……。

この時は、さすがの私もブチ切れましたねー。そらデザイナー逃げるわ。

まぁ、そういうこともある。

これを読んで、軽率に違うデザイナーに穴埋めをお願いしようと思うクライアントさんへ

デザイナーさんなら穴埋めも簡単にやってもらえる、と思ったかもしれませんが、しかし待って欲しい。

私は会社員時代に100件以上のサイトを作った経験があるおかげで、元のデザインに合わせたり、クライアントの趣味に合わせたりするのが得意というだけで、誰でもできるわけじゃないです。
(会社員時代は、気難しいクライアント案件の最後の砦になっていました)

ホームページ量産期を経験してるから得たスキルであって、最近はそうじゃないデザイナーさんも多くいます。
金額だけでなく、デザイナーさんのデザインとお願いしたい案件の方向性が近いかどうか、それもしっかり見てからお願いをしてあげてください。

私のように幅広くやってれば、穴埋めは意外と得意かもしれないですが、依頼するときは正直に現状を伝えてあげてくださいね。

以下余談。

先日、見積もりの問い合わせがきたのですが、かなりガッツリ仕様が固まってて、やりたい内容もまとまってたんですよ。 すぐに着手できちゃうレベルだったんですが、私の方の予定が空いてませんで。
(アルカワークスは現在来年1月以降着手から新規を受付中、年内納品あと1件できるかギリギリくらいしかキャパないです。ありがとうございます)

結局お断りしちゃったんですが、あれも実は逃げた案件なんじゃないかなぁと、コレを書きながらぼんやり思ったりしています。

フリーランサーはクライアントとの報・連・相、そして、自分がいつ突然死してもクライアントに迷惑がかからないようにする備え(サーバー情報や契約はクライアントにしてもらう。ロゴデータは渡しておくetc)をしておこうね!

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