Memo

【個人・小規模】ネット販売をしたいと思った時の販売方法あれこれ

Twitterでどんなサイトでグッズ販売したらいい?みたいなツイートを見かけまして。
最近ちょこちょこ「ECサイトをやりたいんだけど、どこを使ったらいい?」というお話をいただくこともあり、過去に自作物をネット販売していた経験もある私が、最近のサービスも交えて書いておこうかなと思います。

個人でも手軽にネット販売ができる時代

一昔前は、企業が販売場所の一つとしてインターネットを使っていましたが、今は個人でもネットに商品を並べて販売できる時代になりましたね。
テレビCMもネット販売サービスを紹介するものが増えてるし。

個人であれお店であれ、ネット販売をやりたいと思った人は、まず以下の2つを明確にしてください。

1)売りたい物はなにか

売れるものって、ざっくり分けるとこんな感じですよね

  • 自分の使っていた物
  • 自分で作った物
  • 仕入れたものや工場生産したもの

売るものによっては、許可や届出が必要になったりしますので、しっかり調べましょう。
特に食品と中古品は注意

自分が使っていて不要になった中古品を売る程度であれば問題ないですが、販売目的で中古品を仕入れたりすると古物商の届とか必要になります。
食品も通販する場合は規定が色々あるので、ちゃんと調べてくださいね。

2)販売を継続したいかどうか

例えば、1回だけとか数回だけの場合は、いわゆるフリマアプリとかを活用するのがいいと思います。断捨離したから利用する、ぐらいの場合とかね。

商売としてやっていきたい、継続的に続ける場合は、きちんと選んだ方がいいです。

個人の趣味程度で継続的に販売していきたいのか、通販を事業の一部として利用したいのか、事業の主体としていきたいのか、それによって選ぶべきサービスも変わってきます。
継続的な利用を考えているのであれば、どのくらいの規模でやっていくのかを考えた方がいいですね。

まぁ、商売をやろうと思うなら、それくらいは計画してないとダメです。

自分の作った物・仕入れたものを売りたい場合の販売方法

1点しかないもの、使用済み・中古品の場合

中古品等を売る場合、基本販売目的でない商品を売るのであればフリマアプリが一番いいです。なぜなら「中古品でも構わない」という人が集まっている場所だから。

新品を販売しても全然いいんですが、そういう場に集まっている人は限りなく安くていいものが欲しいので、高いとあまり買い手がつきません。

あまりお金をかけずにネット販売を始めたい場合

自分で作ったものを販売するなど、一般的なネットショップをサクッと始めたい場合は、上記がおすすめです。
初期費用が基本ゼロ円なので、始めるだけなら登録設定するだけですぐできます。
ただ、ほとんどが売り上げから販売手数料等を取られる仕組みなので、完全に無料というわけではないです。

minneとBOOTH以外のサイトは、ショップページのデザインをカスタマイズできるので、オリジナリティを出すこともできます。
ただ、fc2カート、カラーミーショップ、Yahoo!ショッピングはカスタマイズにある程度HTMLなどの知識が必要になってきますので、注意してください。

フリマアプリなどで販売することも勿論できますが、上述のように中古品を求める人が集まる場所だと、ハンドメイド品や新品は値段で弾かれることが多いです。

初期費用や月額利用料が掛かってもいい場合

ある程度の初期費用・利用料がかかってもいいから、しっかりとしたネットショップを構築したい、販売数がかなりの大口である場合は上記がいいと思います。サポート体制もしっかりしていますしね。

楽天市場やAmazonはデザイン等にこだわるのが難しいですが、巨大ショッピングモールを形成しているので、見てもらう率はかなり高いです。
あと、Shopifyと楽天市場は連携ができるようですよ。

ECサービスの比較表

サービス名初期費用月額利用料販売手数料等決済手数料デザイン
カスタム
専用モール
ヤフオク!8.8%〜
メルカリ10%100円
ラクマ6.0%+税100円
BASE3%3.6% + 40円
STORES3.6%〜5%
fc2カート3.6%〜
カラーミーショップ6.6% + 30円
Yahoo!ショッピング3.24%〜
minne10.56%
BOOTH5.6% + 22円
Shopify
EC-CUBEクラウド版3.4%〜
フューチャーショップ3.2%〜 + 1500円
楽天市場〜7.0%〜2.5%
Amazon8%~15%

○:できる・必要  △:プランや条件による  ー:できない・不要

ざっくりとした比較表をつくりました(2021年8月7日時点の情報です)。
表組内のリンクは料金に関するページへリンクしています。

最近はデザインデータだけでグッズ販売もできる

最近は、デザインデータを用意するだけでグッズを作成・販売できるサイトもあります。

昔はTシャツだけ、というサイトが多かったですが、今はバンダナやコップ、スマホケースなど様々なものがあるので、楽しいですよ。

自前で用意するのとサービスを利用するの、どっちがいいの?

これは始める時点での知名度やファン数によると思います。

私の場合は自作のロリィタ服販売をしていたのですが、当時やっていたお洋服ブログで自分用の服の制作過程を公開していたら、「売って欲しい」という声をいただくようになったので、販売してみようかな?と思ったのが最初でした。
個人利用できるECサービスが当時はあまりなかったので(基本事業者向け)、最初はヤフオクで販売を開始しました。

ブログだと商品紹介の記事が流れるので、個人制作用のサイトを作ると、個人制作でロリィタ服の通販までやってるところが少なかったためか、検索結果の上位をとるように。
ブログや検索からの流入や、ヤフオクである程度の知名度を獲得したので、改めてfc2カートで通販ページを設置。
カートに掲載後5分で売り切れるなど、一定のお客様から支持をいただけてました。

知名度が低い場合は、コミュニティのあるECサービスを利用したり、今ならSNSなどである程度知名度を上げてからデザインなどにこだわれるECサイトを立ち上げていくのがいいんじゃないかなと思います。
いきなり凝りまくったデザインのサイトで売りたいのであれば、かなり強いブランド力がないと厳しい気がします。

どの層にお金を払ってもらいたいのか?を考えて運用しないといけませんからね。

商品を広める方法・宣伝について

私がネット販売をやっていた頃は、競合があまりいなかったこともあって、あまり大きな苦労はなかったのですが、ECサービス戦国時代みたいな状況では、しっかり考えないとダメだと思います。

現状、パッと思いつく方法としては、これくらいでしょうか

  • 利用サービスのコミュニティ
  • Googleショッピング
  • Facebook広告
  • インスタグラムショッピング
  • SNSのクチコミ
  • ネット広告
  • テレビやラジオCM

ターゲットユーザーによって効果的なアプローチは違うので、どんな人たちにみて欲しいのか、実際にサイトに来ているのがどんな層なのかを分析して選んでいくのがいいと思います。

最後の方はマーケティング的なお話になりましたが、通販需要が高まっている状況なので、これから参入を考えている人は本当にしっかり準備して、きっちり調べてから、ECサイト戦国時代に乗り込んでいってくださいね。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください