子育てプログラマ・ITエンジニア・Webデザイナー Part 2 アドベントカレンダー12日目、担当mei331です。
子育てしながら気付いた・学んだ、デザイン的な何かについて、ちょっと書いてみたいと思います。
子どもは「なにも知らない」ということ
デザインをしている時、邪魔をするのは「既知の情報」です。
たとえば「ブラウザのアイコンをクリックすればインターネットに繋がる」ということを私たちは知っています。
インターネットでご飯を食べているんだから当然です。
しかし、インターネットに疎い人達はまず「ブラウザ」という単語すら知らない場合もあります。
これは極端な例ですが、このくらい極端なレベルでものごとを知らない存在がいるんです。
それが「子ども」です。
モノが落ちる、こぼれる、それすら知らない
子どもを見ていると、時々本当に不思議なことをします。
・積み木を空中に浮かせたままにしたい
・▲のてっぺんに●を乗せたい
・手のひらよりも小さな箱に自分が入りたい
最初はわざとかと思いましたが、そのうち「彼らは重力を知らない」という事に気付きました。
「知らない立場」に立つということ
子どもが何を分かってないのか気付いてからは、一度失敗させ、重力を実感してもらうことにしました。
積み木を空中で手放したら落ちるということ。
▲の上に●をおいたら落ちること。
大きいと小さいがあるということ。
まだまだ知らないことは多いですが、子どもはそういう世界のルールを知っていくんですね。
知らないことは教えればいい
デザインをする時、自分が傲慢になっていないか?と時々考えます。
このページを初めて見る人に、どれだけ丁寧に気付かせてあげられるだろう、感じさせることができるだろう。
どこまで優しくなれるか。
子育てしていると、時々そういう根本に気付かされるときがあります。
シカクよりマルのほうが押しやすい
息子はpplogの画面が好きです。

この更新のボタン。丸いボタン。これを押そうとしてきます。
マルというのは、やはり何も知らなくても押せるのではないか?という求心力があるようです。
わが家のゲーム機・Xbox ONEの電源も押します。丸いんで。

また、キーボードの「caps」キーが好きです。丸ポチが光るから。

アクションのあるもの。まるいもの。
デザインをする時、息子の視点を知っているとちょっとだけ「知らない人」の立場が見えてきます。
子どもに発想力を試される
最近は息子からこんな要望をされます。
「この2つの電車と、この☆を繋げよ」

こうなりました。

デザイナー的には、発想力を試されるし、新しい視点を教えてもらえるので、子育てはなかなかの学びに満ちているなぁと日々感じています。
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子どもから気付かせてもらったデザイン的知見、と…こんな感じでいいのかしら(;˘ω˘)
明日はkoichi0814さんです。
子育てプログラマ・ITエンジニア・Webデザイナー Part 2 アドベントカレンダー