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最近読んだホラー本まとめ【でる場所、忌み地etc…】

最近iPad miniを買いまして、移動中の読書が大変捗るようになりました。
Kindleで読むため、Amazonで買うのですが、そうするとまぁたくさんオススメされるので、さらに読書がたのしくなっています。

『実話怪談 でる場所』川奈まり子 著

元AV女優だという著者が実際に体験した怪談集。過去に著者がだした『実話怪談 出没地帯』の文庫版だそうです。
初っ端の実話怪談を書くきっかけをつづった『怖い私』から、なんかもうやばいなコレって感じでした。
職業柄色々な場所で撮影などをするので、スタジオなどにまつわるお話や、同業者の体験したお話が多いです。
『青山霊園で祟られた少女』や『瓶詰めの胎児』『辻に建つ家』などが個人的にはゾクゾクしました。
文章も読みやすいですし、基本的にはご本人が体験したお話ばかりなので、より生々しい感じがして面白かったです。

実話怪談 でる場所

実話怪談 でる場所

川奈まり子 著
821円
発売日: 2019/7/5
Amazonの情報を掲載しています

『忌み地 怪談社奇聞録』福澤 徹三、糸柳 寿昭 著

怪談話を蒐集したり、怪談番組をやっている怪談社の方々が実際に取材した怪奇話録。
不思議なことがおこる場所で過去にどんなことがあったのか、その場に住んでいる人たちが実際に体験したことなど盛りだくさんです。
特に『猫が鳴く道』は、近辺で起きていた不思議なことや、過去にあった出来事など、それらがぱちっと繋がった瞬間がゾクゾクします。その場にまとわりついた何かにまつわるお話が好きなのかも。
『素人呪術』のような、科学で証明のできない系のお話も面白くて好きですね。

忌み地 怪談社奇聞録

忌み地 怪談社奇聞録

福澤 徹三、糸柳 寿昭 著
648円
発売日: 2019/7/12
Amazonの情報を掲載しています

『S霊園 怪談実話集』福澤 徹三 著

怪談雑誌『幽』に掲載していた怪談に、書き下ろしを加えた実話怪談集。淡々とした文体で原因不明の怪奇現象が語られるので、なぜか映画版『鬼談百景』で竹内結子さんがナレーションしている時のような感じで情景が浮かびました。
『ヤストミさん』や『黒い縦線』は頭の中で容易に映像化できて、ゾッとしました。
『カップ麺の行方』はちょっとクスリとしてしまいますが、実際に遭遇したら混乱してしまいそうです。

S霊園 怪談実話集

S霊園 怪談実話集

福澤 徹三 著
605円
発売日: 2019/7/24
Amazonの情報を掲載しています

『ボクんち事故物件』松原タニシ 原案/宮本ぐみ 漫画

事故物件住みます芸人・松原タニシさんが、事故物件に住み始めたきっかけを漫画にしたもの。 以前読んだ『恐い間取り』がとても良かったので、漫画でしたが読んでみました。
幽霊が撮れればお金が貰えると、心霊現象を起こすためにあれこれ奮闘するというのが面白かったです。 タニシさんが段々と事故物件に魅せられ、取り憑かれていく感じがしましたね。漫画なのでサクッと読めます。

ボクんち事故物件

ボクんち事故物件

松原タニシ 原案/宮本ぐみ 漫画
1080円
発売日: 2019/6/27
Amazonの情報を掲載しています

『実話奇譚 奈落』川奈まり子 著

先述の『でる場所』がとても良かったのでこちらも買ってみました。
こちらはご自身の体験談ではなく、色んな方の体験談が殆どです。ただ、実際の事故や場所なども一緒に調べてあるので、現実味をより濃く感じます。
『お稲荷様と水神様』は、お稲荷様の優しさを感じるお話で、ファンタジックで好きです。
『赤い吊りスカートの女の子』はよくあるお話かと思いきや、オチにゾクッとしてしまいました。

実話奇譚 奈落

実話奇譚 奈落

川奈まり子 著
702円
発売日: 2018/11/29
Amazonの情報を掲載しています

自分が好きなのは『実話怪談』系だとわかりました

たくさんの本を読んでいて気付いたのですが、どうやら私は実際の体験をベースにした『実話怪談』が好きみたいです。今回紹介したのはほとんどそうですしね。
友達の友達が…なんて話は『都市伝説』になってきてしまうし、創作ホラーも好きですが最近は唸るようなものに出会えてないし…。
とはいえ、実話怪談はオチがないことも多いので、こればっかりは好みかも。

まだまだ気になる本はたくさんあるので、iPad miniを片手に読んでいきたいと思います。

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