1歳半健診で発達について指摘されました。
しかし、1歳半では病気なのか本人の気持ちによるものなのか判断が難しいと言われ、2歳を過ぎたころに再度健診を受けましょう、といわれました。
再診となって
いろんなことが不安でした。
発達障害?自閉症?なにか病気なのか?
言葉の遅れがあると指摘されて、小さいうちに施設に通って問題なくなったよ、という同世代の友人もいます。
そんなに心配することではない…かもしれないけど、心配でした。
発達の問題に関して色んな本を読みましたが、やはり正しい判断は2~3歳ごろにならないと難しいというもので、ただモヤモヤと心配しては情報を探す、という感じでした。
保育士さんに相談
支援施設の遊び場で、スタッフさんに再診の話をしたところ、月に二回、保育士さんにマンツーマンで相談できる日があるから相談してみたら?と言われ、相談してみました。
そこで相談してみたところ、以下の点を指摘されました。
・呼んでもこちらを見ないのがよくない
・他人に興味がない
・自分一人の世界に閉じこもっている
・親が言いたいことを察してくれるから言葉が必要ない(と思っている)
確かになーというのが正直な感想でした。
特に名前を呼んでもそちらを見なかったり、こちらに来ないのは、何かあったときなどにとても困るので、できないと本当に危険だと言われました。
そして、家では以下のようなことを積極的にしてみてくださいといわれました。
名前を呼んで、こちらをみたらものすごく褒める
これはしばらく夫婦でやってました。
だんだんこちらを見るようになったし、目を合わせてくれるようになりました。
今では名前を呼んでおいでーというだけで、駆け寄ってきてくれます。
遊びに強制的に参加する
ブロックで遊んでるときは一緒に積んでみたり、違う積み方をしてみせたり、邪魔したりしてました。
嫌がられても、一緒に遊ぶ時間を作るようにしました。
言いたいことを察しても、どうしたかったのかを言葉にする
「お水ほしかったの?じゃーお水のもうかーはい、お水だよー」
と、わかりやすいように単語を繰り返し使って話すようにしました。
成果は?
名前呼びは今では普通になりました。
何かに夢中でもこちらを一度「何?」という感じで見てくれます。
遊びの成果はそこそこ、ですかね。
察したことを言葉にするのは、何かほしい時に「じゅしゅー(ジュース)!」とジュースを指さしたり、なにやら宇宙語で話すようになったので、成果はあったかなーという感じです。
本にあったやってみたこと
ほかにも、何かやるべきことはないだろうか?と色んな本を読みました。
よかったなぁ、効果があったなぁと思うものを紹介します。
遊びの実況をする
車を走らせていたら「ぶっぶー」とか、水で遊んでいたら「ばっしゃばっしゃ」という感じで、どういう状況なのか?みたいなのを認識させるのがよいそうです。
以前、英会話の無料体験に行ったんですが、その時先生が
「赤ちゃんは先生の言葉を聞いても、右から左に流れていってしまいます」
「でも、お母さんの声はきちんと頭に残してくれます」
「なので、お母さんがしっかり耳元で(英語で)言ってくれると、(英語の発音を)覚えるんです」
と言っていました。
これがどんな音で、言葉で、感情なのか、というのを赤ちゃんは知らないんですね。
だからどんなに小さなことでも言って伝えることが大事なのだそう。
最近は宇宙語ではあるけど、遊びながら喋っているので、成果はあるのかもなぁと思っています。
笑わせる
なんでもいいので笑わせるとよいそうです。
くすぐったり、変な動きしたり、笑うならなんでも。
笑わせていると、そのうち笑わせてくるようになるそうです。
そうやって他者に関わることへの興味を持たせるのだそうです。
最近では「なーなー、ば!(いないいない、ばぁ)」とやってくれます。
笑うのって本当大事だなぁって思いました。
「○○だね」と一緒に指をさす
全く指さしをしなかったのが、ちょっとずつするようになってきたら、「○○だね」と一緒に指さしをするようにしてました。
そうすると「にゃにゃ!(ねこ!)」と猫に向かって指さしするようになりました。
指さしたものがなんなのか、わかるようにするのも大事ですね。
再健診に行ってきた
半年も前に健診の予約を入れてたので、どうなのかなーと思ってましたが、健診の10日前に電話で再健診日の日時確認や、最近の様子を電話で聞いてくれました。
健診で聞きたいことなども事前に聞いてくれたので、安心して健診に臨めましたね。
寂しい待合室に、一人でぽつんと不安を抱きながら待つのだろうな、と思っていたけど、そんなことはなく。
隣の部屋で歯科相談をやっていたのもあり、待合室はにぎやかでした。
それをみて少しホッとしました。
また「前の人の相談が長引いてるので」と少し待ちました。
うちの子だけ呼び出された、というような、悪い意味で特別なことではなく、どの家にもある事なんだ、という謎の安心がありました。
再健診でやったこと
積み木の積み上げや、コップを重ねたり、絵をみてどれが何なのか指差しさせたり、○△□のかんたんなはめ込みパズルをさせたり、色々なことができるかどうかを診てました。
その後は、家での様子や、ご飯の様子、お母さんお父さんがどんな風に接しているかを聞かれました。
1歳半健診のちょっと長い版、という感じでしたね。
言葉が出てこないという状態については、専門の先生が診る限り、真似をするようになっているので、言葉を出す準備は整ってきてるから、もう少しで出ると思いますよ、とのこと。
たしかに、最近になって「はい」とか「よいしょ」とか、言うようになってきてました。
やはり、2〜3歳は個人差が激しい時期なので、病気かどうかという断定は出来ないとの事。
診る限り、言葉ももう少しだし、ことばがけも続けてくださいと言われました。
上記の言葉がけはやはり有効なのだそうです。
特に遊びを実況するのは良いそうで、目から入る刺激と耳から入る刺激を同じにしてあげることが大事なのだそうです。
そうすることで、目の前で起きている事がなんであるのか、と理解できてくるのだそうです。
あと、単語を繰り返し伝えるのも良い方法だそうです。
先生と話している間、息子はもう一人の担当の人とオモチャで遊んでいました。
知らない人ともちゃんと遊べていたし、「はい!」と返事したり喃語で話したりしてました。
その様子を診てましたが、心配していた施設等の話は全く出てきませんでした。
ただ、また半年後に様子を診させてください、と言われました。
さいごに&読んだ本の紹介
まだまだ「喋るようになった」とは言えませんが、半年前に比べたら全然言葉も出るし、単語らしくなりつつもあるので、効果はあったのかな、と思っています。
でも、言葉や発達の遅い早いについては、赤ちゃんによって本当に違うので、病気かそうでないかの判断は難しいですね。
最後に、参考になった&よかった本を紹介したいと思います。
こどもずかん
息子がすごく気に入ってます。
たくさんのもののイラストと名前が入ってるので、これは○○だよーと○○はどれー?がやりやすいです。
語りかけ育児
3ヶ月ごとに発達の様子や、その時に有効な語りかけや接し方、遊び方やおもちゃなど豊富に紹介されています。
海外での事例が殆どですが、こういう子にはこういう事をしてあげた、こういう語りかけが有効だった、というのが沢山書かれています。
年齢でみるのではなく、発達の段階に合わせた語りかけがよいのだそうですよ。