【息子と発達障害】軽度ASD発覚から療育を始めるまでの話

前回の記事で息子の『ASD』が発覚するまでのお話を書きました。
今回は実際に、療育を始めるまでのお話です。

ここ半年くらいの話なんですが、色々ありすぎました。

『ASD』と分かったものの、どうしよう?

診断の結果『ASD』と分かったものの、どうしたらいいのだろう?と思っていたら、支援センターから「保護者向けの病気を理解するセミナーがあるので、それに参加してください」と言われました。
息子に対して何かやってくれるわけじゃないのか!とまず驚きました。

発達障害は治療法があるものではないので、まずは親が障害そのものへの理解を深める必要があるようでした。
その上で、どのように子どもと関わるか、どんな風に導いてあげるかが重要なんですね。

しかし、そのセミナーに参加するためには、郵送かFAXで申し込むというアナログな方法。
さらに、月に1回の開催ですが、毎回すぐ定員に達するので、参加するのも難しい。
いきなりハードモード。
またちょうどその頃は、自分が主催のイベントを控えていたり、大型案件も複数抱えていたりと、休む暇がなく、セミナーに行く余裕がなかったのです。

息子には申し訳ないと思いつつ、こいつらを片付けたら!と作業に集中。
(実際、家庭ではそこまで困ってなかったというのもあるんですが…)

そうこうしてるうちに年度が変わり、息子も年長さんへ。
そして繁忙期の終わりが見えてきた4月頃『就学に関する説明会』の案内が届いたのです。

入学にむけて!就学に関する説明会

支援センターに登録をしておいたためか、障害者向けの小学校入学に向けた説明会の案内が届いたのでした。
説明会の内容をざっくり説明すると、

・身体または情緒の障害を持つ人が小学校に通う場合、クラスを選ぶ必要がある。
・クラスには「一般級」「個別支援級」「一般級+通級」がある。
・一般級は、いわゆる普通のクラスで、障害のない子ども達と同じクラス。
・個別支援級は、障害のある子ども達だけのクラス。少人数でそれぞれの特性に合わせた対応をしながら勉強できる。
・一般級+通級とは、一般級に通いながら、週に一度くらいのペースで子ども本人が特性との付き合い方を学ぶクラス(別の学校のクラス)に通うという方法。
・3つのうちそれぞれのクラスに入るには条件がある。
・判断が難しい場合は専門機関での検査が必要。
・通う予定の小学校が分かっている場合は、学校の校長先生と面談したり、見学をしておくとよい。
・支援級を選んだら6年間ずっと支援級というわけではなく、子どもの状態に合わせて一般級へ移ることもできる。

こんな感じです。
(こういった説明会は自治体にもよると思いますが、横浜市の場合はこんな感じ)

息子の様子を見たり、保育園の先生の話を聞く限り、低学年のうちは支援級の方がいいのかなとぼんやり思っていました。
しかしやはり判断が難しい上、支援級に入れるかは専門機関の検査をしないといけません。
まずは検査の申し込みをし(検査まで2ヶ月くらい待つ)、通う予定の小学校に見学と面談の申し込みをしました。

校長先生と面談&小学校の見学へ

横浜市の場合、5月下旬くらいには市内の小学校校長先生向けに、支援学級についての説明などをしているそうです。
説明会では5月下旬から6月上旬くらいに連絡するとよいと言っていたので、電話嫌いコミュ障ヒツジではありますが、なんとか通う予定の小学校に電話でアポ取りしました。

学校長向け説明会のあとのためか、とてもスムーズに話が進んで、早速7月頭には息子と一緒に見学に。
校長先生も親身にお話を聞いてくれましたし、見学で学校内を歩き回っていると、校長先生に話しかけてくる生徒なんかもいて、親しみやすい学校なんだなぁと感じました。

一応、支援級を希望していることもあり、まずは支援級をじっくり見学させてもらいました。
お友達に会うためなのか、一般級の子も気軽に出たり入ったりしてて、生徒さん達も障害は特性という形でうまく受け止めているのかなぁという印象。
私が小学生の頃も支援学級はありましたが、勝手に入っちゃいけない雰囲気で、閉ざされているイメージだったんですよね。

支援級のあと一般学級も見学。1クラスに30名くらいの教室です。
しかし、教室内に子どもがぎっしり集まっているのをみた息子は、中に入ることすらできず。
もともと人混みがそんなに好きでなく、都内に出かけた時もすぐ「もう帰ろう」と言っちゃうタイプなので、人の多い場所では厳しいかもなぁと。

そんな感じで支援級への希望を硬くして見学を終えたのでした。

ソーシャルワーカーの保育園訪問

学校見学からしばらく、検査を待っている間にソーシャルワーカーさんから連絡が。
支援センターのソーシャルワーカーさんは1年に1回、担当地域の保育園を訪問するのだそうです。
ちょうど息子の保育園にも見学に行ったそうで、その時の様子についてのお話でした。

「息子くんは、自分の行動に自信がないのかもしれません」

確かに言われてみれば、ことあるごとに私の了承を得ようとする傾向があります。
また、ダンスなどのリズムに合わせて身体を動かす運動も苦手なので、ちゃんとできないならやりたくない、という図式が本人の中にあるように感じてはいました。
なるほど、それは自信がないということなのかも?

そしてソーシャルワーカーさんに、自信をつけたり成功体験を積むためにも、療育を受けてみませんかという提案をされたのです。
支援級を希望してはいるものの、息子が今より良い方向に進めるなら、と療育を受けることにしました。

就学に向けての検査の結果で予想外の展開に

支援級を希望しつつ、小学校入学まで療育を受ける、と決まった頃にようやく専門機関での検査の順番が回ってきました。
ちょうど1年ぶりくらいの時期ですね。

こちらの検査では、学校の授業を模したテスト(集団行動ができるか)と、知能の発達を見るテストを行います。

まずは、最初の行動のテスト。
そのテストを受けてる間、30分くらいですかね。保護者は一人別室で待ちぼうけです。
こんなこともあろうかと、本を持ってきてたので読みながら待ちました。

次は少し休憩して、知能発達のテストということで息子は別室へ。
子どもが2つめのテストを受けてる間、保護者はスタッフから最初のテストの様子や結果を聞きます。

「息子くん、上手に(集団)行動できてましたよ。そこまで問題があるようには見えません」
「ただ、協応運動(手と足をバラバラに動かす)が苦手なようですね」

協応運動の力をつけるには、縄跳びや自転車がいいらしいと聞いたので、取り入れようと心に決めました。
他にも、家や保育園での様子、支援級を希望していることなどもしました。

そんな話をしていると、知能テストから息子が戻ってきました。
「難しかった…」とものすごく不機嫌そうな顔をしてましたね。

知能テストというのは、年齢層別に複数の問題があり、そのうち1つでもできたら次の年齢層の問題を全部やるというものらしく、全問できなくなるまでやるので機嫌が悪くなる子が多いそうです。

知能テストの結果を待っている間、スタッフさんとお話をしていましたが、「これらの特性は生まれつきの脳によるものですから、お母さんのせいではないですよ」と何度もおっしゃってくれました。
また、最初から支援級を希望していることを伝えると「みなさん世間体とか気にして一般級がいいとおっしゃるんですよね」という話も。
世間体気にして息子がなんとかなるわけじゃないし、息子が不安なく楽しく学校に行ける方がいいんだけどなぁという気持ちで聞いてました。

そんな感じで、スタッフの方とも支援級で行きたいですね〜なんて話してたんですが、その結果に覆されます。
結果を受け取ったスタッフの方が。

「お母さん、一般級に行きましょう」

支援級は基本的にIQが75以下の子を対象としているそうなのです。
しかし息子の場合、行動面の問題がなく、IQも100以上であったため、一般級で勉強した方が本人にとってもいい刺激になる、というのが専門機関の判断ということに。
(ちなみにテストは10歳のレベルの問題までやったそうです。確かに頭は良さそうな感じだなぁと思っていたんですが、、、)

しかし、本人の学校見学時の様子も考えるとなーー…。
そうして悩んでいると、スタッフの方が「とりあえず一般級で進むということにしておいて、どうしても一般級では難しそうだという判断になったら2月くらいまでに連絡ください」とおっしゃってくださいました。

というわけで、息子の進路は一般級(暫定)に変更になったのでした。

療育、始めます!

進路が暫定となったものの、一般級に行くことになっても大丈夫なように療育で成長したら余計な心配はいらないよね!…と、前を向いて今度は療育施設の見学に。
スタッフさんも優しくて丁寧だし、息子も気に入ったようだったので、そのまま契約に。

契約は別日に出向いたんですが、もうもうひたすら住所と名前と書きました。疲れた。
他にも、息子の生まれてからこれまでの様子などを資料として書かなければいけなかったりで、書くものが多くて本当に大変。
書く内容はメモしておいたのが大変役に立ったので、記録は大事だなと心底思いました。

そんなわけで療育を始めたのですが、思ったことが一つ。
療育は、親が子どものことを正しく深く理解して、理解者でいるため、ずっと味方でいるためのものなんだ、ということです。

その辺についてはまた次回。

「息子と発達障害」シリーズ

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