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【息子と発達障害】療育をはじめて思ったこと

ようやく療育を開始。
通所を始めて分かったこと、思ったことをまとめます。

療育は子どもと親のためのもの

※写真はイメージ

療育センターへの通所は、基本的に保護者が子どもを連れて行きます。
子どもが療育を受けている間はフリーな日が大半ですが、保護者も勉強をする日があります。

子どもをきちんと知るための勉強会

私が参加した保護者の勉強会では、子どもがどんな特性を持っているのかについて考える回でした。

どういう対処をしたらいいのか、どんな言葉を掛けるのがいいのか、ほかにどんな方法があるかなどを考えます。
同じクラスの保護者の方々とグループワークのように一緒に考え、各家庭でのアイデアなどを共有します。

例えば、遊ぶことに夢中になって、なかなか次の行動(夕飯など)に移せない時。

ASDの特徴として、こだわりが強かったり、見通しが立たないと行動に移せないというようなものがあります。
そのため、我が家ではこのような対処をとっています。

・遊ぶ前にその後の予定を伝える。
・時計の針がどこまで、と終わりの時間を伝える。

勉強会で出たアイデアの中には「キッチンタイマーで時間を図る」というのもありました。
時計を見ることを忘れてしまうので、音で知らせるのはいいかもしれません。

自分では思いつかなかったアイデアなどがでてくるので、情報共有できるのはとてもいいなぁと思いました。

大変さは十人十色

同じクラスの保護者の方とは、やはり共通の悩みもあるので、待ち時間でもついついおしゃべりしちゃいます。

中でも印象的だったのは、食の話。

息子は離乳食段階で食べるの大好きだった上、アレルギーもなく、あまり苦労はなかったのですが、食べない子は本当に食べない、食べられないそうです。
ハンバーガーですら、バンズとパティとチーズだけにしないと食べられないという子も。

大変な部分はやはり子どもによって違うので、子どものことをもっときちんと知ることが大切なのだなぁと感じました。

週1の通所に保護者だけのセミナーもある?

※写真はイメージ

子どもが療育を受ける日とは別に、保護者だけで集まって行う勉強会やセミナーもあります。

先輩達の話を聞けたのはとても有意義

なかでも、過去に療育に通っていた子ども達が小学生になってからの様子を聞ける、先輩達による講演会は本当にためになりました。

横浜市の場合、療育をうけた子ども達が小学校に上がってからの進路は「一般級」「通級+一般級」「支援級」3つがありますが、それぞれのクラスに通っている保護者からの、実際の様子を聞くことができました。

実際の内容についてはプライバシーもあるので詳細は割愛しますが、やはり学校側(担任や校長)との密なやりとりが必要だということがよく分かりました。

そしてそのためにも、子どもがどんな特性を持っていて、どんな支援が必要なのか、どんな対処をすればスムーズに行動できるのかを、親がよく分かっていないとダメなのです。

例えば、学校で何かトラブルを起こした時、子どもがその理由をきちんと周囲に伝えることはきっと難しいですよね。
けれど親が子どもの特性をきちんと分かっていれば、原因をきちんと把握することができ、正しい方向へ解決することができます。
子どもにしか分からない(または本人でもよく分からないことが多い)理由を、正しく周知して、子どもの味方でいてあげられるのです。

そのためにも、親が子どもの特性をきちんと伝えられるようにならないといけないません。

講演会に参加して、療育は自分たちだけでなく、子どもと関わってくる周りのためにも必要なことだと痛感しました。

大事なことだけど、通うのは大変。。。

今後のことを考えると本当に必要な療育ですが、働いていると通うのはなかなか大変です。
私の場合、契約している会社側に理解があるので、子ども関係の予定がある場合は自宅作業へ切り替えて仕事をしています。

ちなみに療育日のタイムテーブルはこんな感じ。

8:30 息子、保育園登園
9:00 自宅作業開始
12:00 自宅作業終了、お昼ご飯
12:30 お迎え(息子にも超特急で給食を食べてもらう)
12:50 バスで療育施設へ移動
13:30 療育開始
15:30 療育終了
15:50 バスで自宅近辺まで移動
16:00 息抜きや買い物(一緒にゲーセンに行くことが多い)
17:30 帰宅、夕飯の支度

帰宅後はわりといつも通りに過ごしています。作業できる時間が短いので、子どもを寝かした後に仕事をすることも多いですけどね。

私は自宅作業ができるのでいいのですが、これ、両親がフルタイムで働いている場合は、なかなか大変そうです。

療育で同じクラスの子に両親がフルタイムで働いている子もいますが、やはり夫婦で交互に有給や半休を使って通所しています。
仕事の調整なども結構大変そうなので、この点についてはつくづくフリーランスで良かったなぁと思いました。

療育の成果は少しずつ

そんなこんなで療育を始めたわけですが、その成果はすこしずつ見えてきています。
もちろん、私自身にもいろんな変化がでてきました。

その成果を見るにつけ、発達障害と呼ばれる障害ではあるけれど、決してそこから成長をしないわけではないのだな、と感じます。
他の人より、成長の仕方が独特なだけなんですね。

そのあたりの、具体的な話はまた次回。

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